systemu を使用して Ruby から外部コマンドを実行する

pLaTeX を使うときに、TeX コードのエンコーディングは EUC-JP なのに端末の表示エンコーディングは UTF-8 だから、メッセージが文字化けしてしまう！ → じゃあ Ruby でコマンド実行してメッセージは文字コード変換して端末に表示すればいいじゃない！と思ったのはいいものの、終了コードもとれて、標準出力、エラー出力も使える方法が Ruby 標準機能では難しい模様。

そんなわけで色々探してて見つけたのがライブラリ systemu です。

systemu で外部コマンドを実行する (ursm の日記)

早速 RubyGems でインストールして使ってみました。以下使用例。

#! /usr/bin/ruby1.9

# -*- coding: utf-8 -*-
STDIN .set_encoding( Encoding.locale_charmap )

STDOUT.set_encoding( Encoding.locale_charmap )

STDERR.set_encoding( Encoding.locale_charmap )
require "systemu"
# platex コマンドを実行

res = systemu("platex xxx.tex")
# 標準出力, エラー出力の文字エンコードを EUC-JP だと教えてやる

# (platex に渡しているソースコードが EUC-JP であるため)

res[1].force_encoding("euc-jp") # res[1] は標準出力

res[2].force_encoding("euc-jp") # res[2] はエラー出力
# 終了コード res[0].exitstatus によって処理を変える

# res[0] は Process::Status オブジェクト

if res[0].exitstatus.nil? then

  # 誰かが止めた

  puts "プロセスは他のプロセスによって止められました"

elsif res[0].exitstatus != 0 then

  # 正常に終了しなかった

  puts "正常に終了しませんでした"

  puts "===== 終了コード ====="

  puts res[0].exitstatus

  puts "===== 標準出力 ====="

  puts res[1]

  puts "===== エラー出力 ====="

  puts res[2]

else

  # 正常に終了した

  puts "正常に終了しました"

  puts "===== 標準出力 ====="

  puts res[1]

  puts "===== エラー出力 ====="

  puts res[2]

endexit 0